40歳、50歳になったら生命保険を見直そう~目利きのツボ~

2014年03月04日 02時32分

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保険を見直すときに気をつけること

保険を見直す際に問題になるのが健康状態です。持病を持っていたり、過去に病気をしていたりすると、新規加入できなかったり、加入できても保険料が高くなったり、加入条件が付くこともあります。保険料は年齢に応じて高くなる点にも注意しましょう。

また、保険料の支払い期間を確認することも大切です。年金の中から保険料を払い続けるのは負担が大きいので、定年までに払い終わるのがベターです。

従来の保険は、死亡時の保険金、入院・手術に応じた給付金が重視されていました。しかし最近は、24時間電話できる健康相談、育児相談、介護相談、セカンドオピニオンサービスなど、保険金・給付金の支払い以外のサービスが付いていることが増えています。将来の高齢社会を考えると、いざというときに電話1本で生活に関するさまざまな相談ができる付帯サービスも保険を選ぶ大切な要素の1つと言えそうです。

 

保険の相談は、保険会社の社員、保険代理店、来店型保険ショップ、銀行などで相談できます。銀行等の窓口で保険に加入した場合、複数の保険会社から商品を選べる半面、いざという手続きは自分または遺族が行うことになります。逆に保険会社の外交員経由ですと、商品は1社からしか選べませんが、死亡時、入院時には自宅に来てもらえるなどのメリットもあります。


PROFILE

高橋 成壽 (Naruhisa Takahashi)
1978年鎌倉生まれ、藤沢育ち。慶應義塾大学 総合政策学部を卒業後、金融機関を経て在学中に関心のあったファイナンシャルプランナーとして独立。女性を中心に「FP王子」の愛称で親しまれている。日本FP協会認定CFP(r)、FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員、FP協会「広報センター」スタッフを歴任。NHK、フジテレビ、東京MXテレビ、朝日新聞、ラジオNIKKEI、ラジオ日本等に出演経験あり。現在、エフエム戸塚にて「FP王子のマネー相談室」を担当中。監修書籍「もしもデューク東郷が終活ノートを作ったら」が発売中。

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