韓国フェア企画(vol.3)~世界のおいしい&きれいをリサーチ!

2014年06月23日 01時17分

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世界は広い! だから、まだ知らない「おいしい」や「キレイ」はきっとたくさんあるはず。そんな心躍るものに出会う旅に出てみませんか?毎回、異なる国をフィーチャーして、その魅力に迫る連載、今回は日本のすぐぞばにある、韓国です。

美容のプロが伝授!「本当にキレイになれる韓国美容SELECTION」

あかすりからBBクリーム、かたつむり美容液まで「韓国美容」は日本の美容界にさまざまなムーブメントを巻き起こしてきました。ここ最近はブームも一段落し、かつての“キワモノ”イメージから“定番のコスメ&美容法”として根づいてきた感があります。
そこで今回は、「実際にいろいろ試した今だからこそわかった」本当に効く&とり入れるべき韓国の美容法をご紹介。韓流美容に精通する美容ライター、橘亜美さんに教えていただきました。


「実際よかった! 韓国美容」 その1 たった1回の施術で小顔&リフトアップ効果にビックリ…美容鍼(びようばり)

美容鍼は字のとおり、美容を目的とした鍼治療のことです。顔のくすみやハリに効果があると言われており、顔から頭、体の経絡(気血の流れる通り道)にそって100本以上の鍼を打っていきます。
私も2011年に韓国で受けてみましたが、周囲に「整形した?」と聞かれるくらいフェイスラインがすっきりして驚きました。美容鍼ではコラーゲンも生成されるようで、ほうれい線への効果は3週間~1か月くらい持ちました。
日本で先生を選ぶなら、ただ顔に鍼を打つだけでなく体全体を考えているか、をチェックして。「マッサージを併用している」とか「顔だけでなく体にも鍼を打ち、内側からの気のめぐりを考えている」など施術メニューの手厚さを見てください。

 


「実際よかった! 韓国美容」 その2  体を芯からあたためる…チムジルバン

チムジルバンとは低温サウナを主体とした健康ランドの一種で、平日夜や週末に友人や家族、カップルなどで訪れ、体を温めながらゆっくりする施設です。日本でサウナというと90度程度の高温が主流で、顔だけほてって芯から温まらなかったりしますが、チムジルバンは50~70度の床暖房に横たってじわじわ汗を出しながら“養生(ようせい)”できるのがポイント。この“養生”は生命を養って長生をはかるという韓国の昔ながらの考え方で、現代のチムジルバンに脈々と息づいているんです。最近は日本でも「チムジルバンスパ」などの名称で取り入れている温浴施設が増えているのでぜひお試しを!


「実際よかった! 韓国美容」 その3  美に効く発酵食品…キムチ&マッコリ

韓国には「薬食同源」という言葉があるほど、食を薬同様にとらえ健康増進に役だてています。健康や美容によいとされる発酵食品もたくさんあり、その代表がキムチとマッコリでしょう。
キムチには腸内環境を整える乳酸菌がたっぷりで、カプサイシンは脂肪燃焼や新陳代謝の促進を狙えます。野菜からは繊維質とビタミン類、魚介塩辛類からはタンパク質なども摂れます。
お米を発酵させて作るマッコリは、美肌にいいとされるたんぱく質やビタミンB複合体のほか、乳酸、クエン酸、りんご酸、酒石酸などの有機酸が含まれており、疲労物質が溜まるとあらわれる皮膚の荒れやシミ・ソバカス等を防ぐ効果が期待できます。
このように“美容食”“美容酒”とも呼べる発酵食品を日常的に摂る習慣がある韓国。体の中からきれいになる文化をもっている、と言えるのかもしれません。

 


「実際よかった! 韓国美容」 その4  韓流スターみたいなうるつや肌になる! …水光肌コスメ

韓国では数年前から“水光”が美肌の合言葉のようになっています。水光肌とは読んで字のごとく「水のように光り輝く」うるつや肌のこと。これを実現する保湿に重点をおいたコスメが大流行中なのです。
中でも大旋風を巻き起こしたのが「クッションファンデーション」。クッションに含まれたファンデを軽くたたきこむようにタッピングして肌に乗せるパクトタイプのファンデーションで、乾きづらくみずみずしい仕上がりでありながら、これひとつで美白+UVまでカバーするお手軽さも魅力。
あわせて、凹凸をカバーしてファンデーションのノリをよくする「プライマー」、仕上げにTゾーンやCゾーンをキラキラさせて立体感を出すポイントBBクリームも使うと、あの、韓流スターのツルンとした肌が目指せます。

 


「実際よかった! 韓国美容」 その5  一度覚えれば自宅でも。 ・・・顔ツボ経絡マッサージ

東洋医学では体にある「気血(エネルギー)」の通り道を「経絡(ケイラク)」といい、経絡上にある「穴(ケツ)」の事を、「ツボ」と言います。ツボはそれぞれ内臓につながっていて、押し刺激することにより内臓機能を高めます。顔にも内蔵へアプローチするツボがたくさんあり、体の内側から美肌へと導くことができます。
だいたいの場所は図のとおりで14カ所。指の先端を使う感じで、体の中心に向かって強く押していきます。“イタ気持ちいい”くらいがよいです。コツがいるので最初はプロに指導を受けるのがおすすめ。覚えてしまえば簡単なので自宅でセルフマッサージもできます。


Profile
橘 亜美さん●韓国美容ライター。1999年の初訪韓で体質改善入院を体験。以来のめりこんだ韓国美容の知識をもとにブログ「美肌Club」を主催。サンケイリビング社の『美びっと韓国』連載など執筆活動や講演などを通じ、実際に「良い」と体感できた化粧品や韓方美容を紹介しています。経路マッサージアドバイザーとしての経験を活かして、2014年8月3日(日)に東京・銀座にて「ホームケアできる!『顔ツボ経絡マッサージ講座』」開催予定。
橘さんのブログ:美肌Club: http://ameblo.jp/bihada-club/

 

【協力】主婦の友社・暮らしニスタ編集部

【取材・文】和田玲子

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