韓国フェア企画(vol.1)~世界のおいしい&きれいをリサーチ!

2014年06月23日 00時34分

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世界は広い! だから、まだ知らない「おいしい」や「かわいい」はきっとたくさんあるはず。そんな心躍るものに出会う旅に出てみませんか?毎回、異なる国をフィーチャーして、その魅力に迫ります。

見るだけで女度UP♪ 胸キュンできる韓流映画教えます!

突然ですが、思わず胸がときめいた映画、みなさんにはありますか?
「ときめき」「胸キュン」といえば、韓国の恋愛映画。「こんな展開ありえない」などと思いながら、物語に引き込まれたことがあるでしょう。
でも、何が女性たちを夢中にさせるのか。
韓国恋愛映画の魅力について、テレビや雑誌などで韓国エンタメナビゲーターとして活躍中の田代親世さんに、詳しくうかがいました。

女性がハマる理由は、“まっすぐなひたむきな愛”

「愛をまっすぐストレートに描いている韓国の恋愛映画。ベタなストーリーが好きともいえますが、日本や欧米の映画ではあまり描かれないストーリーや愛の台詞も、韓国映画では照れずに表現されています。そんなロマンチックでドラマチックな愛が詩的に描かれているところが、韓国の恋愛映画の魅力でしょう。
韓国人は、ロマンチストで情熱家。そのスピリットが映画にも色濃く出ています。愛の表現描写がとてもうまいですし、男女の間に漂う“間合い”と言いましょうか、それが巧み。切実に相手を愛し、魂レベルで相手を思う気持ちを表現するのが上手ですから。現実ではありえないと思っていても、映画を観ていると永遠の愛を信じさせてくれる気がします。なんだかんだいって、女性はまっすぐな愛に弱いですよね。日本の女性は、そんな愛の表現に夢中になるのでしょう」

公開間近!『怪しい彼女』で、この夏胸キュン必至!

「これから公開される作品で、女性の方々にぜひおすすめしたいのが、韓国で動員830万人を超える大ヒットを記録した映画『怪しい彼女』。
この作品は、女手ひとつで苦労して一人息子を育て上げた70代のおばあさんが、なんと20代の女性に若返ってしまうという、笑ってほろりと泣けるファンタジー映画。
外見は若い美しい女性でも、罵詈雑言になまり丸出し、しかも頑固で人の意見は一切無視という、まさに内面はおばあちゃん。
そんなミスマッチに大いに笑わせられながらも、若いころの夢だった歌手になる夢をかなえ、ハンサムで素敵なプロデューサーに恋をして、いきいきと人生を謳歌する姿が女性に夢を見させてくれるんです。息子よりも若い男性から想われてトキメクさまがかわいくて、見ている方も胸キュン!
イ・ビョンホンからも大絶賛された主演女優のシム・ウンギョンにも注目です」

7月11日(金)より TOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー
(C)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved CJ Entertainment Japan
監督:ファン・ドンヒョク 出演:シム・ウンギョン、ナ・ムニ、ジニョン、イ・ジヌク、ソン・ドンイルほか

 

 

 

 


おうちで胸キュン! DVDで観られる作品をチェック!

「“胸キュン”“女度があがる”をキーワードに、おすすめの3作品を挙げました。気づいてみると、切ない映画ばかりですが(笑)。どの映画もひたむきでまっすぐな愛情がたっぷり描かれています」

『ラブストーリー』

2003年 出演:ソン・イェジン チョ・スンウ、チョ・インソンほか

「60年代の母親世代の初恋と現代に生きる娘の初恋。人を好きになる気持ちというのはこんなにも心弾んで、楽しくて、切ないものだったということを思い出させてくれる。どこか不恰好だけれど、キラキラ光る宝物のような気持ちが作品中に満ちています。胸キュンという軽さではなく、胸がキューンとする、ほろ苦くも甘酢っぽい切ない気持ちが漂います」


『オオカミの誘惑』

2004年 出演:カン・ドンウォン、チョ・ハンソン、イ・チョンア

「学校一の人気者と他校のナンバーワンイケメンが冴えない女の子を巡って三角関係になるという少女たちの夢が詰まっていて、ビジュアル的にも設定的にもキュンキュンの連続です。そして中盤からは切なくなって、なんとも心に残ってしまう作品です」


『建築学概論』

2013年 出演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジ

「建築士である男のもとに15年前の初恋の相手が家を立ててほしいと依頼をしてきたところから始まる現代と過去を行き来する初恋物語。ピュアだけに、苦い記憶とともに終わってしまった淡い初恋時代を見ながら、観客も自らの初恋を思い出してキュンとなります。余韻が残る作品です」

 

 


Profile
田代親世さん <韓流ナビゲーター・脚本家>
韓国ドラマ・映画の解説、イベント司会のほか、テレビ、雑誌、Webなど幅広い媒体で韓国エンタメナビゲートの第一人者として活躍中。CS局・衛星劇場の「田代親世のどっぷり衛星劇場」などに出演中。著書は『韓国はドラマチック』(東洋経済新報社)、『恋する韓流』(朝日新聞出版)、『韓国ドラマが教えてくれる心が強くなる40の言葉』(中経出版)など多数。原案・脚本を手がけた映画に『台北に舞う雪』があり、同小説も朝日新聞出版より発売中。

 

【取材・文】 鈴木有子
【制作協力】 主婦の友社・暮らしニスタ編集部

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