イオネーゼの泉

世界は広い！　だから、まだ知らない「おいしい」や「かわいい」はきっとたくさんあるはず。そんな心躍るものに出会う旅に出てみませんか？毎回、異なる国をフィーチャーして、その魅力に迫ります。
記念すべき第１回目は、4月25日（金）～27日（日）にかけて全国のイオンでフェアがおこなわれるタイです。

使いこなせない調味料No.1！ナンプラー使いこなしレシピ

和食にとってのしょうゆのように、ナンプラーはタイ料理にはなくてはならない調味料。タイ人の味のふるさととも言える存在です。とはいえ、日本人にはまだまだなじみが薄いのが現状。ナンプラーを買ってはみたものの、使いこなせないままあえなく賞味期限切れ…なんていう人も多いようです。
「ナンプラーはエスニック料理だけのものではありません。もっと気軽に使ってみて」と提案するのは、暮らしの達人主婦・暮らしニスタの中村薫さん。「ちょっと臭みはあるけれど、意外と和食にも合うんです！和風だしとも相性がいいので、うちでは卵焼きや炊き込みごはんに入れたりもしているんですよ」。
そこで、中村さん宅の食卓で人気の高い、ナンプラーを使った家庭料理を教えていただきました。子どもたちやおじいちゃん、おばあちゃんにも喜んでもらえる味です！

おかずにもおつまみにもＧＯＯＤ！「五目チャンプルー」

一日に一度は食卓に上るお手軽料理の炒め物ですが、ついつい味がマンネリになりがち。いつもの食材を使っていても、ナンプラーならひと味違った風味を楽しめます。特に豚バラ肉との相性は抜群！

●材料（４人分）●

木綿豆腐 1丁、豚バラ肉 100g、にら 1/2わ、もやし 1/2パック、にんじん 1/3本、しいたけ 3枚、卵3個、削りがつお 15g、ナンプラー 大さじ2.5、酒 大さじ1、塩、こしょう各適量、ごま油 大さじ1/2、サラダ油 適量

●作り方●

1.  綿豆腐はペーパーで包んで水気を切る。にんじんと椎茸は薄切り、にらは5cm幅、豚バラ肉は一口大に切り、もやしはひげ根を取る。
2. ウルに卵を割り入れよく混ぜたら、サラダ油を熱したフライパンでかき混ぜながら焼き、器に取り出しておく。
3. 腐も同様に。２のフライパンに豆腐を一口大に手でちぎって加え、軽く火を通して器にあける。
4. フライパンに豚バラ肉、にんじんを加え、肉に火が通ったら、酒としいたけ、ニラ、もやしを加えて軽く炒め、塩、こしょうをふる。
5. に豆腐と卵を戻し入れ、炒め合わせる。
6. ま油とナンプラーを加えて味を整えたら、火を止めて器に盛りつけ、削りがつおを散らす。

★おいしさUPのポイント★

卵は他の材料とは別に、多めの油で揚げ焼きしておくと、色味がきれいに仕上がる。

豆腐は包丁で切るのではなく、手でちぎって入れることで味がよりなじむように。

ナンプラーが味の引き立て役に！「ほたての炊き込みごはん」

一般的にはしょうゆとみりんで味つけする炊き込みごはんですが、ナンプラーをプラスすることで自然の甘みが広がる、やさしいおいしさに。ほたての風味もナンプラーがしっかり引き立てます。

●材料●

米 2合、ホタテ缶 1缶、しょうが 1かけ、ナンプラー 大さじ1.5、酒 大さじ2、しょうゆ 大さじ1/2、万能ねぎ 適量

●作り方●

1. 米は研いで水にひたしたあと、15分ほどザルにあげておく。
2.  炊飯器に米、ホタテ缶を汁ごと加え、千切りにしたしょうがを散らす
3.  酒、ナンプラー、しょうゆを加え、2合のメモリまで水を足して炊く
4.  炊けたら軽く混ぜてふたをし、10分蒸らす
5. 器によそい、万能ねぎの小口切りを散らす

おいしさUPのポイント

米はザルにあけておくと、芯までやわらかくなり、旨味もUP!

ナンプラーは酒と合わせることで、独特の臭みがやわらぎます。

冷めてもおいしい！「スペアリブのナンプラー焼き」

ナンプラー入りのたれに肉をつけ込んで焼くだけ。作り方は簡単なのに、見た目ゴージャスな、おもてなしにもなる一品です。オーブンで焼くと臭みが飛ぶので、ナンプラーが苦手な人にもオススメ！

●材料（４人分）●

スペアリブ 800g、にんにく2かけ、鷹の爪 1本、ナンプラー 大さじ2、　新じゃがいも 3個、塩、黒こしょう各適量、オリーブ油 大さじ2、クレソン 1パック

●作り方（４人分）●

1. スペアリブに黒こしょうを振り、にんにくと鷹の爪をみじん切りにする。
2. バットにスペアリブ、にんにく、鷹の爪、ナンプラーを入れ、スペアリブにナンプラーをよくなじませる。15分ほどでひっくり返し、さらに15分ほどおく。
3. じゃがいもは皮をむき、食べやすい大きさに切って、軽く塩、こしょうをする。
4. 天板にスペアリブとじゃがいもを交互に並べ、オリーブ油を回しかける。
5. 180度に熱したオーブンで20分焼き、スペアリブを裏返して10分焼く。
6. 器に盛りつけクレソンを添える。

おいしさUPのポイント

つけだれはひたひたの量でなくても、肉にからまる程度で十分。

交互に並べて焼くことで、肉の脂とたれがじゃがいもにもしっかりしみます。

Profile

中村 薫（なかむら・かおる）●雑誌『Ｃｏｍｏ』が主催する「2013暮らしニスタコンテスト」入賞。数々の料理教室に通い、フードコーディネーターの資格を取得。現在、自宅にておもてなし料理とテーブルコーディネートを教える教室「ラトリエ・プレジール」を開催している。

撮影／鈴木江実子

本場のおいしさが味わえる！タイ料理レストラン Vol.3

愛知県・名古屋市
サイアムガーデン

人気No.1の「トム・ヤム・クン　海老のスパイシーサワースープ」（1680円・税込）。

かつてはタイ領事館もおかれていた登録有形文化財の洋館にサイアムガーデンはあります。タイを代表する著名な料理研究家の指導の下、熟練シェフたちが作る本格タイ料理は、一度食べたらやみつきになるおいしさ。一皿一皿心をこめた洗練された盛りつけも魅力です。

電話　Tel: 052-222-8600
住所　愛知県名古屋市中区錦1-15-17 旧加藤商会ビル1F
営業時間　ランチ11:30～14:30（LO.14:00）、ディナー17:30～22:00（LO.21:00）
定休日　第１・３日曜日
料金　コースは3800円（税込）～、平日限定のワンプレートランチ（1000円・税込）もあり
http://www.siamgarden.jp/