イオネーゼの泉

世界は広い！　だから、まだ知らない「おいしい」や「キレイ」はきっとたくさんあるはず。そんな心躍るものに出会う旅に出てみませんか？毎回、異なる国をフィーチャーして、その魅力に迫る連載、今回は日本とも関係の深い国、アメリカです。

トラベルコンシェルジュが選ぶ、アメリカ絶景パワースポット5

海外旅行先人気ランキングでは必ず上位に入るアメリカ。街遊びの印象があるかもしれませんが、近年は大自然に注目が集まっています。特に最近のセドナブームのように、神々しさを感じる大自然の絶景に多くの人が“パワー”を求め旅しているようです。
そんな絶景パワースポットの魅力は？とアメリカ旅に詳しいトラベルコンシェルジュ・近藤昭彦さんにうかがいました。
「地球のありのまま、ともいえるほどの手つかずの大自然ではないでしょうか。太古より続くパワーははかりしれません。手つかずの大自然が残っている場所となると、一般の旅行者にとっては行きづらいのでは？と思いがちですが、アメリカの場合はアクセスしやすいよう、きちんと整備されているころが多い」のだとか。
そんなアメリカ絶景パワースポットから、近藤さんオススメ5選をご紹介。ちなみに「アメリカの自然を巡る旅では、レンタカーが一番です。公共交通機関のないエリアも思う存分楽しめます」。

昔から多くの人を魅了した伝説の谷、ヨセミテ国立公園（カリフォルニア州）

“アメリカらしい絶景パワースポット”を体感するのなら、まず行ってみてほしいのが昔から多くの人を魅了し、世界遺産にも登録されているヨセミテ国立公園。
「有名なポイントはいくつかありますが、シンボルともいえる岩壁『ハーフドーム』は必見です。氷河に削られた岩肌は遠望でも息を飲むほどの存在感。また、双璧をなす『エルキャピタン』もご覧下さい。1095mの一枚岩が垂直にそびえたっています」。ちなみにオススメシーズンは、雪解け水が溢れる5～6月。「ヨセミテには多くの滝が流れ落ちていますが、水量の多い雪解け時期の滝はとても迫力があり、激流には感動しますよ」。

一粒で三度おいしい、オリンピック国立公園（ワシントン州）

お次は、シアトル郊外にある「オリンピック国立公園」。「『一粒で三度おいしい』これがオリンピック国立公園の魅力を一言で表したフレーズです。世界遺産に選ばれた温帯雨林、 “全米で最も美しいビーチ10”に選ばれた海岸、万年雪をたたえた山脈がそろっています」。
世界的にも珍しい温帯地区にある雨林(レイン・フォレスト)は「木肌が緑のコケに覆われた太古の森は北半球では唯一のものです」。ビーチも、日本人がイメージしがちな「白い砂浜にエメラルドの海」とは異なり、波打ち際に流木が散乱し、海洋生物を間近で見られるという“原始”を感じられるもの…と、手付かずな自然のパワーを体感できます。