イオネーゼの泉

アメリカの原風景、モニュメントバレー（アリゾナ州・ユタ州）

日本人には「西部劇の舞台」と言うとイメージしやすいかも?　アメリカ南西部、アリゾナ州とユタ州にまたがるモニュメントバレー。
「アメリカの原風景ともいえる赤茶けた大地に広がるビュート（浅丘）の景色は、なんとも表現しがたい大自然のモニュメントです。もともとここはネイティブアメリカン・ナバホ族の聖地。古来、崇拝されてきた神聖な場所でもあります」。
またバレー内の移動はナバホ族が運営するジープツアーがオススメ。「バレー内は砂地のため、４輪駆動のジープが使われますが場所によっては、ワインディングロードを走るため、スリルも味わえますよ」。
※モニュメントバレーは国立公園ではなく、ナバホ族が管理・運営。

時と自然がつくった芸術、アーチーズ国立公園（ユタ州）

地球上で自然のアーチ（アーチ型に穴のあいた岩）がもっとも集まる場所、その名もアーチーズ国立公園。
その成り立ちは神秘そのものです。「3億年前は海の浅瀬だったのが、太陽の熱で蒸発し、塩の層に。さらに地層が重なったものの、その重みで層の移動が起き、そこに水、氷、風などの浸食が加わって、アーチができあがりました」。気の遠くなるような長い時間と自然が築き上げた芸術作品に誰もが胸を打たれるでしょう。
ゆうに2000をこえるアーチがありますが、デリケートアーチや映画『インディージョーンズ　最後の聖戦』の冒頭シーンに登場するダブルアーチが有名です。

ザイオン国立公園（ユタ州）

最後は、近藤さんも「アメリカの国立公園では一番のオススメ」で、アメリカ人たちの間でも人気度ナンバーワンのザイオン国立公園。
「モニュメントバレーやアーチーズ国立公園、そしてザイオン国立公園を含むこのエリア一帯はグランドサークルといわれ、景色は赤茶けた岩山がメインですが、ザイオンはバージン川の源流で、緑が豊富なため日本人はホッと安らげると思います」という特徴が。シャトルバスでポイントを巡り、そこからのトレッキングコースを楽しむのが基本的なスタイルです。
ザイオンという名前は旧約聖書に由来し聖域の意、実際、公園内には、インディアンの神であるシナワバの名前のつけられたシナワバ大寺院や、この世の終わりに天使が舞い降りるという「エンジェルス・ランディング」などスピリチュアルな場所も。トレッキングをしながら、こういった神聖なポイントを拝むとよりパワーをもらえるかもしれませんね。

Profile
近藤昭彦さん●株式会社ウェブトラベルにて、アメリカ・カナダ担当。プライベート旅行も含め、渡航先はゆうに20カ国を超える旅のプロ。「旅行の楽しみの40％までが出発までの準備期間にあるといわれています、そんなわくわく期間をお客様と分かち合わせていただけたらと思っています」をモットーに、豊富な経験に裏付けられたオーダーメイド旅行を提案。アメリカ、カナダのオーダーメイド旅行のお見積もり依頼は
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協力：主婦の友社・暮らしニスタ編集部