【アボガド編(2)】注目の食材でおいしさプラス『今日のうちごはんレシピ』
2014年05月24日 15時25分

旬の野菜や魚介類、あるいは巷で話題の食材をクローズアップ! “いつもの食べ方”とはちょっぴり違う、簡単なのにおいしいレシピを毎回ご紹介します。料理達人の主婦2人が考えたとっておきの“うちごはん”、さあ召し上がれ!
今回の注目食材「アボカド」

栄養たっぷりな“森のバター”。
健康志向に合わせてブームに
「世界一栄養価の高い果物」として、ギネスブックにも認定されているアボカド。コレステロールを減らすと言われている不飽和脂肪酸やビタミン類、ミネラルのほか、食物繊維もたっぷり。健康志向の高まりを背景に、昨年の輸入量は過去最高を記録したそう。

サラダで食べるのが定番。
近ごろは加熱調理も人気
アボカドがブームになった一因には、調理法のバリエが広がったことも影響しています。かつてはサラダに入れる程度だったのが、お寿司に使ったり、ディップにしたり。最近では、パスタやスープなどの具材として加熱調理するレシピが注目されるように。
あなたも、アボカドの新しい食べ方に挑戦してみませんか?
アボカドが主役!華やかおもてなしレシピ
お手軽なのに見た目よし!のおもてなし料理。パン&お菓子教室を主宰する矢島奈緒子さんに教えていただきました。
アボカドのグリーンプレート

ソースを美しくお皿に描いたり、かわいいピックを使ったり、バジルの葉を飾ったり…盛りつけ方一つでこんなに素敵で、おしゃれなおもてなし料理になるんですね。「冷めてもおいしい一品です」(矢島さん)。
●材料(2人分)●
- アボカド…1/2個
- レモン汁…小さじ1
- 鶏ささみ…4本
- スライスチーズ…4枚
- 玉ねぎ…1/4個
- パセリ…4房
- 塩、こしょう…適量
(アボカドソース)
- アボカド…1/2個
- エキストラバージンオリーブオイル…大さじ1
- レモン汁…大さじ1
- パセリ…3房
- バジルの葉…6枚
- 塩、こしょう…適量
●作り方●
- アボカドを横半分にして種を取り、皮もはずして縦4等分にする。半量(1/2個分)にレモン汁をかけておく。
- 包丁でささみを薄く開いたら、スライスチーズ、薄切りにした玉ねぎ、アボカド、パセリをのせ、塩こしょうしてクルクルきつめに巻き、楊枝でとめる。
- フライパンで表面に焼き色がつくまで焼いたら、ふたをして弱火で6分蒸し焼きにする(途中楊枝をとってやさしく転がして焼きムラのないように)。その後、火を止めてフタをしたまま5分ほどおく(じっくり蒸らすことでやわらかく仕上げる)。
- アボカドソースの材料はすべてブレンダーで混ぜ、大さじ1くらいスプーンにのせたら、皿に弧を描くようにする。
- ささみを輪切りにして竹串に刺し、皿に盛りつける。バジルの葉を飾れば完成。
アボカドとサーモンのブルスケッタ オーロラ仕立て

思わず歓声が上がる美しいオードブル。「薄はりグラスをかぶせて出すと、それだけでおもてなし料理に早変わり。乾燥防止にもなります。薄はりグラスは100均でも手に入りますよ」(矢島さん)。
●材料(2~3人分)●
- アボカド…1個
- レモン汁…小さじ1
- お刺身用サーモン…200g
- マヨネーズ…30g
- ケチャップ…30g
- タバスコ…5振りくらい
- 塩、こしょう…少々
- ディル、ピンクペッパー…適量
- カンパーニュ(またはバケット)…適量
●作り方●
- フライパンに少量のオリーブオイルを入れて、サーモンの半量をさっと表面だけ焼く。残りのサーモンは1㎝角にカット。
- アボカドを1㎝角にカットし、レモン汁をかけておく。
- ボウルにマヨネーズ、ケチャップ、タバスコを混ぜて、1㎝角に切ったサーモンと2のアボカドをあえる。
- プレートに6セントのセルクルを置き(なければ厚紙などで直径6センチの筒を作って代用)、3を1.5㎝くらい詰める。
- フライパンで焼いたサーモンをカットし3切れずつのせてディル、ピンクペッパーをかざる。
- すりおろしにんにくとオリーブオイル(分量外)を薄く塗り、トースターで焼いたカンパーニュを添える。

【料理&撮影】
矢島奈緒子さん
子連れで習えるパン&お菓子教室「キッチンスタジオoluolu」主宰。雑誌『Como』が主催した2013暮らしニスタコンテストで、独創的で美しいお菓子と料理が評価され準グランプリを受賞。
【制作協力】
主婦の友社・暮らしニスタ編集部