イオネーゼの泉

　今年も実りの秋がやってきました！旬の野菜や果物はおいしい上に値段も手頃なので、ついつい買い過ぎてしまうこともありますよね。今回、「買った野菜や果物を腐らせてしまったことはありますか？」をテーマにアンケートを実施したところ、回答数約1,500件の中、「ある」と答えた方は83.2%、「ない」と答えた方は16.8%という結果になりました。8割以上の方が腐らせた経験をお持ちのようです。

　まずは、腐らせてしまった理由をランキング順に見ていきましょう。

●1位　忘れていた　

「冷蔵庫の奥の方に入っていて忘れてしまった」「他の野菜に隠れたり、下敷きになっていたので、見落としてしまった」など。買い物に行く前の冷蔵庫チェックは必須ですね！

●2位　買い過ぎた　

「まとめ買いでお得だったりすると、つい必要以上に買ってしまう」「同じ野菜を買ってしまった」など。使い道が決まっていないのに「安かったから」という理由で買ってしまう人は多いようです。

●3位　使いきれなかった（量が多かった、いただきものが重なった）　

「大根を丸々一本買ってみたものの、なかなか使いきれなかった」「袋売りの野菜では一人暮らしでは使いきれない」「家庭菜園をやっている友人から、使いきれないほどの量の野菜が届いた。捨てるとき胸が痛みました」など。いただきものを捨てるのは辛いですよね（泣）。

●4位　痛むのが早かった

「冷蔵庫内であれば、ある程度の期間であれば腐らないと思っていたから」「まだ大丈夫、まだ大丈夫…で、裏を見たらカビが出ていました」など。想像以上に痛むのが早く「油断していた」という声は数多くいただきました。

●5位　忙しかった　

「仕事帰りで力尽きてしまい、弁当を買って帰る毎日。料理する余裕がなかった」「外食が続いてしまった」など。台所に立つ余裕がないほど忙しいときは、仕方がないですよね…。

●そのほか　29.3％

　レシピが思いつかなかった、最初から腐っていたなど。「娘たちが帰ってきたら食べようと思っていたメロン。娘たちが帰ってきたころには熟れ過ぎていました」というように、食べ頃を間違えてしまった、という声も数多くいただきました。

　では皆さまは野菜や果物を腐らせないために、どのような工夫をされているのでしょうか？

　アンケートに寄せられた声を紹介します。着目したいのは冷蔵庫（野菜室）での工夫と保存での“ひと手間”です。

＜冷蔵庫（野菜室）で工夫していること＞

・買った日付を袋に書いておく。

・先に食べないといけないものを、一番手前（目につくところ）に並べておく。

・冷蔵庫扉につけたホワイトボードにメモをして、冷蔵庫の中身を常に把握するようにしています。

・小さい物（しょうが、にんにく、大葉など）は、見えやすい場所に入れる。

・葉物野菜は「立てて保存」すると聞いたので、深さのある野菜室に牛乳パックを入れて、ほうれん草などの葉物野菜のほか、きゅうりやなすなど高さのある野菜も入れています。

「冷蔵庫の扉にレシートを貼って使用したものから消去するようにしています」という回答もいただきました。手軽なので今日からでも実践できそうですね！

＜保存方法で気を付けていること＞

・葉物野菜は新聞紙やクッキングペーパーでくるんで野菜室で保存。

・薬味に使う野菜は、刻んで冷凍保存する。

・野菜はピクルスにして長期保存できるようにしています。

・食べきれないときは、ジャムや塩漬け、酢漬け、コンポート、ピューレに加工する。

・かぼちゃやさつまいもは一気に煮物などに調理して冷凍しています。

 　冷凍した野菜は夕食作りの手間を減らします。“ひと手間”かけた分は、別の場面で家事を楽にしてくれるといえそうですね。

＜買い物で実践していること＞

　腐らせないために必要なのは、購入時の工夫です。

・レシピに書いてあっても、1回しか使用しないと思われる食材は購入しない。

・3日間くらいメニューを決めて買い物に行き、買い過ぎない。

・冷蔵庫に野菜や果物が入っているのを確認してから、買い物に行く。

・忙しい時期は、冷凍野菜を活用するようにしています。

・カット野菜を利用して食べきる。

　お買得な野菜を目にしたときには、その野菜で何が作れるかをイメージしてみましょう。イメージできないときには……。買うのをやめる、そんな努力も大切です。

＜最後はやっぱりコレ！食べる！＞

「買ったものは、食べ切るの一番」！　週に1回、こういう対策はいかがでしょうか？

・具沢山カレーなど、とにかく余った野菜を使って作って、食べきる！

・残り物は全て炒めて一品料理にする。

・週に1度、在庫一掃メニュー（具だくさん味噌汁など）を考える。

・果物はジュースにする。

 　意外な野菜や果物の組み合せが新しい味を作りだすかもしれません！

アンケートにお答えくださった皆さま、ありがとうございました。これからもさまざまなアンケートを企画していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。