ポテトチップスができるまで・前編~カルビーの工場に潜入してみた!

2014年06月26日 17時59分

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■いよいよ油で揚げる工程に突入!

次々と流れてくるポテトチップス!!

イメージとしては大きな鍋に入ったたっぷりの油で揚げるとばかり思っていたのですが、そうではない様子。実は川のように流れている油にじゃがいもを泳がせるような感じで揚げているのです。フラットタイプは高温で短時間揚げることで食感が生きるそう。逆に堅あげタイプは低温で長時間揚げることで、水分がゆっくりと抜け、じゃがいものうま味が残るとか。これも美味しさの秘密ですね。その後、ベルトコンベアに乗せ油をきっていきます。

揚げたてほかほかのポテトチップス!素材の味がわかります!

ここで揚げたてのポテトチップスを試食!ギザギザとフラットの2種類のポテトチップスをいただきました。揚げたてのポテトチップスはジャガイモの甘さが感じられ、なによりもパリっとした食感が口の中に響き渡ります!ちなみにギザギザタイプは縦にして食べると食感が一層増すそうで、取材班もそうして食べてみると…パリっ!ザクッ!とした食感、歯ごたえに一同、感動しっぱなし。揚げたては本当に美味いですよ!

同じじゃがいもでも、ポテトチップスは切り方や形状などによって食感に変化を持たせることが出来るということを実感しました。


■最終工程は味付け~袋詰め

次なる作業場では覚えのある美味しい匂いが漂っています。この匂いは…コンソメ味!大好きなフレーバーにテンションは高まるばかり!

じゃがいもを洗って皮をむき、スライスして油で揚げるという工程を経て、残されたのは味付けと袋詰めという最終工程です。

大きい筒状の「タンブラー」で味付け。

揚げたてのポテトチップスが運ばれてきました。味付けはタンブラーと呼ばれる装置を使います。この装置にポテトチップスと調味料のパウダーを投入。味が均等になるように、ぐるんぐるんと装置を回します。その後、味付けされたポテトチップスは厳密に量を測り、袋詰めされていきます。

自動で計量、袋詰めへ。

ちなみにポテトチップスの袋ははぜアルミなのか、ご存知ですか?これは油の酸化を防ぐため。酸化は光と酸素によって進んでしまいます。そのためアルミで密封し光などを遮ることで、揚げたての美味しさを維持できるのです。

こちらのパッケージは新発売の夏ポテト。

工場見学の最後に新宇都宮工場の酒井広工場長に一番好きな味のポテトチップスを聞いてみると、返ってきた答えは「うすしおですね」とのこと。「作り手としてじゃがいもの味を感じたくなるんです。ポテトチップスは美味しいじゃがいもで食べたい、揚げたてを食べたいという欲求があるのですが、それに一番近いのがうすしおなんです」

ポテトチップスについて熱く語ってくださった酒井広工場長。

確かに、シンプルな味付けのうすしおはじゃがいも本来のうま味を感じることができますよね。それは原料であるじゃがいもに自信を持っているからこそ、実現できるのではないでしょうか。カルビーのポテトチップスには「美味しい商品を届けたい」という生産者とカルビーのスタッフ達の想いがたっぷりと込められていました。

 

(おわり)

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